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「花垣の八重桜」観桜会に参加させて頂きました。

この観桜会は昭和20年代から毎年429日に開催されている歴史ある催しで、当日は100名を超える方が、桜の観賞を楽しんでおられました。

また、花垣の八重桜とは地元伊賀市予野区の八重桜公園にあり、三重県指定史跡天然記念物(大正10年(1921))に指定されています。

その歴史は、『奈良時代の天平18年(746)都へ献上し、時の聖武天皇の目にとまり、帝が桜の詩を読んで、光明皇后に送られ、後、京都に都が変わって、一条天皇の寛弘5年(1005)、奈良から都の九重に移し植えられ、皇后・上東門院によって、八重桜のふるさとの予野へも一株を植えられ、予野を花垣の庄と名付けられた。

延享3年(1746)、初代采女正  の曾孫の藤堂元甫によって、南都・奈良の八重桜の蘖(ひこばえ)を移し植えられたのが現在の八重桜であると伝えられている。』とされている。

また、平安時代を代表する歌人、藤原俊成、藤原家隆、また鎌倉時代の文永法皇(亀山天皇)や藤原俊光、更には伊賀出身の俳聖・松尾芭蕉も和歌を詠まれており、現在も『八重桜保存会』によって、花守をされており、今年は八重桜公園に新たに17種類の桜が植樹されました。その中には枝垂桜や大変珍しい桜の種類もあり、来年以降の観賞が大変楽しみです。

これからも、地域の宝として継承し我々も一緒に見守りたいと思います。

 

 

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